HDDを転送速度が速い物にする
キャラやモンスターのデータ等を結構頻繁に読込む為、転送速度が遅いとラグの原因にもなります。その為にハードディスクの転送速度は結構重要すので、なるべく速い物を使用しましょう。
特に速度に関係するのは回転速度、ディスク1枚辺りの容量(1プラッタ辺りの容量)です。またシークタイムやディスクキャッシュの容量等も転送速度に影響しますので、こちらも合わせて選ぶといいです。
回転数は7200回転、1プラッタ辺りの容量は60G以上の物にするといいです。
注意点としてハードディスクは幾つかの種類があり、種類が違うと接続できない事や正常に動作しない事もありますし、OSやチップセットにより何らかの制限がある場合もありますので購入の際には店員等に相談するといいです。
またRAIDシステムを利用して高速化も可能なのですが費用がかかります。
 HDDケーブルを変更
PCの内部はファンやチップ等が原因となってノイズがのる場合があります。当然HDDのケーブルもその例外ではない為にノイズ対策がなされているケーブルを使用する事でデータの転送速度の低下を防げます。ただし、スペースが厳しいノートパソコンやシリアルATAの場合は出来ません。
また、CDやDVDドライブと同じケーブルにHDDを接続しないようにするといいです。IDEの場合、プライマリにHDD、セカンダリにCDやDVDドライブを差込むといいです。
注意点としてSCSIケーブルかIDEケーブルかを間違えないように購入して交換して下さい。
IDEケーブルで過度とも云える程のシールドをしているVICS製の物がお奨めです(少々高価です)。
 VGAを変更する
主に変更した方がいいのは、チップセットで表示するタイプやAGP以外のグラフィックカードを使用している場合です。一部のグラフィックカードはPCIでも十分な表示能力を発揮しますが、これから購入するのならAGPのカードを入手しましょう。ただし3D専用や数年前のAGPには2Dの表示能力が低い過ぎる物が存在する為に購入しない方がいいです。
主な物としてATIの3Dが速く2Dもそれなりに良いRADEONシリーズ。2Dはいまいちで3D重視のnVIDIAのGeForceシリーズ。Matroxの画質と2Dの表示能力の高い(3Dはいまいち)milleniumシリーズ等があります。
 ファイルやフォルダを整列させる
ファイルやフォルダがバラバラですアクセスする為にハードディスクのヘッドがあちらこちらに移動する為に転送速度が遅くなります。ウィンドウズに標準に付属されているデフラグを実行するか、シマンテックのノートンユーティリティのスピードディスクを実行して整列をしましょう。
9x系をお使いの場合はノートンユーティリティのスピードディスクのオプションでフォルダを先頭にするのチェックを入れて並び替えを実行するとフォルダをドライブの先頭に移動するのでファイルのアクセスが速くなります。
ファイルを読込む処理がディスクの先頭に移動→フォルダを順に辿り→ファイルの読込みを行うという順になっている関係上、フォルダを先頭に近い場所に移動するとヘッドの物理的な移動が最小限に抑えられる為です。
例えばガディウスでスライムのデータを読むとしますと、先頭に移動→program files→GAMESPACE24→Godius→char→mon00000.spr.NCSの順で探してアクセスします(この例は標準的なインストールをした場合です)
NT系でNTFSフォーマットの場合は先頭にフォルダやファイル情報がくるようになってますので、ファイルの分割を直すだけで無駄なヘッド移動が減ります。
 常駐ソフトを落とす
常駐ソフトは余分にメモリとCPUを消費しますのでMSNメッセンジャーやウィルス対策等の常駐ソフトは余程必要ではない限り落としましょう。
また常駐ソフト以外にもゲームするのに必要が無いプログラムは可能な限り落とすといいです。
 デスクトップのアイコンを減らす
デスクトップにあるアイコンはメインメモリ上に置かれますので、アイコンが多ければ多い程メモリを消費します。ファイルやフォルダはデスクトップに置かないようにし、ショートカットでも必要ない物は消しましょう。
 スタートメニューのプログラムの項目を減らす
スタートメニューのトップにある項目とプログラムにある項目はメインメモリ上に置かれますので、プログラムの上にあるWINDOWS UPDATE等の項目とプログラムにあるアクセサリとスタートアップ以外の項目をアクセサリの中に移動したり削除する事でメインメモリの使用容量を減らせます。
このようにするといいです。
 壁紙を無くす
画面のプロパティを開いて、デスクトップタブをクリックして背景をなしにしましょう。ついでにスクリーンセーバーもなし、WebのActive Desk topのWebコンテンツを表示のチェックも外しておくといいです。
 シリアルポート、パラレルポート、USBで使っていないポートを無効にする
シリアルポート、パラレルポート、USBは環境次第で使っていたり、使ってなかったりしますので、使用してないポートを無効(Disable)にする事で使用容量等を減らせます。
殆どの場合はPCを起動した後にDELキーやF1キー等の特定のキーを押す事で設定できる画面へ移動して設定する事になります。稀にウィンドウズやDOS上でプログラムを動作させて設定するタイプもあります。
 フォントを限定する
ウィンドウズの起動時に全てのフォントを読込むのですが、アイコンで赤文字のAになっているフォント、ファイル名がMSで始まるフォント、9x系限定でMarlettフォント以外で使わないフォントは何処かにフォルダを作り、そこに移動させると多少メモリに余裕が出来ます。
もう一つ、9x系限定でウィンドウズのシステムが入っているフォルダにttfCacheというファイルがあるのですが、これは使ったフォントをキャッシュします。このファイルが壊れた場合はウィンドウのバッテン等の部分に数字や可笑しな絵が出ます。このファイルを壊さないよう、またメモリを余分に消費しないように最初に(一度ttfCacheを消すのも可)普段よく使うフォントを表示した後にこのファイルのプロパティを開き、読み取り専用にチェックを付けましょう。
 HDD限定構成にする
OSが定期的に接続されているデバイス、HDDやCD(DVD)を定期的にチェック及び回転をさせているのですが、CD機器がHDDに比べても非常に低速な為にラグの原因になる場合があります。
通常はBIOS等でCD機器を認識させないようにし、速度の安定化を図るといいです。ATAは1つのコネクタに1台のみ接続した時に効率的なアクセスが可能になる為、HDDを2台以上接続する際はプライマリとセカンダリに接続し、CD機器を無効にする事で高効率なシステム環境が構成できます。
SCSIの場合はSCSIカードを2枚用意し、1枚はHDD用、1枚は低速デバイス用にするといいです。若しくは低速デバイスはIDE機器にし、普段は無効にするという手段もあります。
 システム復元をオフにする
Windows95、Windows98、WindowsNT2000以外で設定出来ます。ハードウェア構成が変更された場合に元の状態に戻す為にレジストリ等のバックアップを取る機能ですが、そうそうハードウェアの変更もしませんし、変更した場合はOSを入れ直した方が安定するケースが多いですのでオフにするのが無難です。
コントロールパネルを開き、システムをダブルクリックして実行。システム復元タブをクリックしてすべてのドライブでシステム復元を無効にするにチェックして下さい。

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